当社は、最大瞬間風速70m/sの耐風速性能を有する低重心置基礎架台「UNIFIX(ユニフィックス)」を2020年10月20日(火)に販売開始いたしました。

近年地球温暖化の影響により異常気象が発生する中、日本では台風の大型化による被害が拡大しており、太陽光発電設備の設置安全性がより重要視されています。千葉市の基準風速は36m/s(10分間平均風速)ですが、瞬間的にはこの値の1.5~2倍の風が吹き、2019年に発生した台風15号では、千葉市観測史上最も大きい最大瞬間風速57.5m/s(3秒間平均風速)を記録しました。なお、本州(富士山を除く)での観測史上最大値は、2004年に発生した台風22号における最大瞬間風速67.6m/s(静岡県南伊豆町)となっています。

本製品は、試験設備の最大風速である風速70m/sで10秒間の安定を実現した低重心置基礎太陽電池架台です。太陽電池モジュールを敷き詰めるように配置し、更に外周を整流ブロックで囲うことで太陽電池モジュールの裏面への風の侵入を防ぎ耐風速性能を確保しました。これにより、地表面粗度区分II~IV、基準風速38m/s以下、高さ60mまでの範囲に設置が可能です。場所を選ばずに高さ60mまで(地表面粗度区分II~IVの条件下であること)の陸屋根に「UNIFIX」をご採用いただけます。

■低重心置基礎架台「UNIFIX(ユニフィックス)」の特長

(1)試験設備の最大風速である風速70m/sで10秒間の安定を実現
(2)屋根にかかる負荷は60kg/m2程度(太陽電池モジュールのレイアウトにより異なる)と軽微なため、屋根の補強工事が不要
(3)構成部材重量が25kg以下のため人力施工が可能
(4)太陽電池モジュール2枚で1ユニットのため、屋上屋根形状に合わせて自由にレイアウトが可能
(5)床に固定する必要がなく置くだけで設置が完了するため、屋根防水層を傷つけず設置後の移動も可能

 

■UNIFIX耐風速性能試験動画

地球温暖化の進行が深刻化し再生可能エネルギーの需要が高まる中、災害時の安全性もより重要視されていくものと考えます。今後もより一層、安全性も考慮した製品・サービスの拡充を図り、分散型電源としての再生可能エネルギーの普及を推進してまいります。

UNIFIXの製品詳細はこちら:製品サイト UNIFIXページ

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